クアラ・ルンプールの国際空港は Kuala Lumpur International Airport 略し“KLIA”という。
インターネットで予約する際に Kuala Lumpur LCC-Terminal という表示を見た時、「いったいこれは何処なんだ」という不安がよぎった。
そして、現地に着いて不安が的中したことが判明した。“KLIA”とは全く別の空港だったのである。“KLIA”は確かに隣なのだが、LCC-Terminal とは連結していない。
だから“KLIA”と KL Sentral を28分で結ぶ高速鉄道には乗れない。
インターネットで予約するときに、選択肢の中にどうして「これ」がないのか不思議でしょうがなかったのだが、薄暗がりの中、KLに到着したときに納得させられた。
LCC-Terminal とはLow Cost Carrier Terminal の略だったのである。すなわち Air Asia などの格安航空便が発着する専用空港というわけだ。
ラオスへ帰るときに免税店で何か買おうと思っていたのだが、お酒、煙草、腕時計、化粧品、菓子の店が少しあるだけで、海外の有名高級ブランドの店はほとんどなかった。
広さはよく知っている“KLIA”の免税品店街とは全く比較にならない。
しかし、これはよく考えてみればすぐわかることで、格安航空券を利用する人は有名高級ブランド品とはあまり縁がないだろう。この辺の事情をLCC-Terminal を設計した人はよく理解している。
Kuala Lumpur の国際空港で免税品を買いたい方はくれぐれもご注意を!!!
(撮影日:2010年11月20日)