ラオスの郵便事情
「ラオスには郵便配達のシステムがない」ということをこちらに来てから知った。
荷物が郵便局に届くと受取人に電話がかかってくる。
だから宛先の連絡先として電話番号を必ず書かなければならない。
赴任前に日本から船便で荷物を17箱を送った。
海のない国向けに船便というのもちょっと不思議な気もする。
しかし、とにかく17箱、全部無事に届いた。
箱は全てビニールテープで全面を補強をしたので、破損したのはなかった。
ベトナムかタイの港に着いたものをトラックで運んだのだろう。
日数は約40日と日本の郵便局で聞いていたのより5日ほど早かった。
郵便配達のサービスがないにもかかわらず、しっかり保管料は徴収する規則になっている。
荷物一つにつき27,000キープ、約286円。
それに受け取るときの書類作成に5,000キープ、約53円。
2回に分けて届いたので、27,000×17+5,000×2+3,000×2=475,000キープ、約5,025円を支払わされた。
3,000キープは郵便局の駐車料金である。
郵便局の職員は暇そうにしている人が多い上に、荷物を引き取りに行って、お金を払わされるのだから、本当に客本位になっていない。
手紙も街のポストに投函したのではいつ集めに来るか分からないので、郵便局に持参するのが常識らしい。
(撮影日:2010年9月1日)