2012-09-26 現地で読む「象の白い脚」 (ラオス・ビエンチャン) ラオス #アジア 松本清張作「象の白い脚」は遥か昔20代の頃、初めて読んだ。 当時からインドシナの地域には強い関心があったので、物語に引き込まれて、すぐに読み終わってしまった。 ビエンチャンにいる友人が同じ文庫本を持っていたので、この度、再読する機会を得ることができた。 自分が今住んでいるビエンチャンが舞台となっているので、物語に出てくる場所がどこもかしこもよく知っている所だ。 そのせいか以前読んだ時よりも実感が湧いてきた。 マレーシアにいた時、バトパハで読んだ金子光晴の「マレー蘭印紀行」、キャメロン・ハイランドで読んだ松本清張の「熱い絹」の時も同じことを感じた。 本の中に描かれている現地で読むのが一番いい。 これからもこういう体験をしたいものだ。 (撮影日:2012年7月13日)