屈んで何かを見ている人たちがいるので、近寄ってみたら「葉っぱ細工」だった。細長くてちょっと硬い葉が材料だった。はさみと紐とホッチキスを器用に使って、見る間に虫が出来上がっていった。作品は蛇、竜、わに、バッタ、秋の虫などである。この三人組は虫を買っていった。一ついくらか値段を聞くのを忘れた。
作っているのは多分農村から来た人だと思う。秋の収穫時期が終ったから大連に来ているのか、それとも就職したくても就職できないから、路上で「葉っぱ細工」を作って売っているのか、ふとそんなことを考えてしまった。
(撮影日:2007年9月16日)