インド北部の田舎町で
ある日、仕事でインド北部の町、ダラム・サラに行った。
タクシーで夜行で行って、7時間ぐらいかかった。
ここにも野良犬たちがたくさんいた。
東南アジアの国々と同様、ここでも人々から邪険にされていた。
この2匹は疲れきって眠っているように見えた。
そばに寄って、撫でてやりたかった。
しかし、彼らの皮膚を見て思いとどまった。
体中に傷があり、どこも化膿してうんでいた。
もう一つ、狂犬病も怖かった。
インドに赴任する前に肝炎と破傷風の予防注射の他に狂犬病の予防注射もした。
眠っているところを撫でて、急に起こしてしまったら、確実に噛まれる。
たとえ、予防注射をしていても噛まれないに越したことはない。
あれから7年たつ、今頃どうしているだろうか。
(撮影日:2000年頃)