アジア、楽園の日々

ラオス、カンボジア、マレーシア、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、インド、モルディブ、シンガポール、中国などに約20年滞在しました。その時に見たり聞いたりしたことをご紹介させていただきます。

月餅

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(8月25日の日記から)
 今年もまた月餅の季節がやってきた。旧暦の8月15日(新暦の9月25日)が中秋節であるが、まだ夏が終っていないのに月餅の大きな看板が出現した。
 月餅の大きな看板を大連駅前を通っている長江路で見つけた。駅から西方向へ歩いて1,2分のところにある。高さは約5メートル、長さは歩いて歩数を測ったら27歩だった。歩幅を約60センチとして計算すると約16メートルとなる。とても大きい。日本ではこんなに大きい月餅の看板は作らないだろう。中秋節というより月餅に寄せる日本人と中国人の気持ちの差がこんなところに現れているのだと思う。月餅の看板は街中いたるところに溢れている。
 昨年は中秋節が近づくにつれて、月餅を売る店や売り場が次第に増えていった。間近になると、デパートのどの売り場も月餅一色になった。有名菓子店は勿論のこと大連市内の有名なホテルでも独自の月餅を売り出していた。月餅の入った袋をいくつも提げたビジネスマンがここかしこに見られた。取引先に挨拶に行くのだろう。
 今年はどんな様子になるのか見るのが楽しみである。 

(撮影日:2007年9月13日)

後日談:今日この看板の前を通ったら、もう別の看板になっていた。多分、25日の中秋節の翌日には取り払われたのだろう。(2007年9月28日)