アジア、楽園の日々

ラオス、カンボジア、マレーシア、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、インド、モルディブ、シンガポール、中国などに約20年滞在しました。その時に見たり聞いたりしたことをご紹介させていただきます。

Viagra のお化け

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 大連に来て驚いたことの一つは衛生用品(店にこう書いてある)の店の多さだった。ずばり言えばSEX SHOPである。しかし、9月はじめのDAVOS会議の前あたりから長江路では閉める店が多くなり、その後もそのまま開店していない所もたくさんある。
 このような店の入り口や看板には必ず“Viagra”の宣伝が書いてあるのだが、日本語も多い。ところが、その日本語がいろいろな形に化けてしまっている。本家本元(?)の「バイアグラ」という表示がされている所は少ない。この店でも「ベィアグう」「ハ人アグテ」となっている。日本語の文字を知らない人がただの図案として書き写すからこうなるのだろう。
 このほかにも「ベイアグテ」「バイアグウ」「ベイアグワ」「バイアグテ」などを見かけた。よく間違えているのは5文字目の「ラ」で、これが「テ」「ワ」「う」などに変化していた。特に「ラ」と「テ」と「う」は外国人には区別しにくいのだろう。改めてよく見ると、確かに「ラ」と「う」は似ている。私達日本人は『カタカナ』と『ひらがな』があることを知っているからまず間違えないが、外国人はこうはいかないに違いない。つぎに変形しているのが1文字目の「べ」である。「べ」と「バ」もちょっと筆記体風に書いたら、区別が難しい。そして「イ」も微妙にデフォルメされていた。「日本語の文字は外国人にとって大変難しいのだなあ!」と改めて実感させられた。
 これらを是非写真に撮っておこうと街を歩き回っているのだが、閉店してしまった店が多く、面白い物になかなか出会わない。もっと前に写しておけばよかった。 撮影日2007年9月16日