仁和寺 (日本・京都)
高校時代に『徒然草』 第52段「仁和寺にある法師」を読んだ。
「仁和(にんな)寺に、ある法師、年寄るまで、石清水を拝まざりければ、心うく覚えて、ある時思ひ立ちて、ただひとり、徒歩よりまうでけり。 (中略) すこしのことにも、先達(せんだち)はあらまほしき事なり。」というあれである。
どういうわけか「仁和寺の法師」が印象に残ってしまい、機会があれば「仁和寺」を訪れてみたいものだと思っていた。
この日、龍安寺のすぐ近くに「仁和寺」があることを知り、早速、訪ねることにした。
龍安寺から歩いて15分ほどであった。
「仁和寺」は龍安寺に引けを取らない立派な寺だった。
一番驚いたのはその敷地の広さだった。
石庭、五重塔を背景にした池の眺め、歴史を感じさせる回廊、毅然と立っている五重塔等々とどれも魅力があったが、中でもどっしりとした山門の姿が印象に残っている。
訪ねてよかった、、、、、
(撮影日:2009年10月28日)